« ピッツア、ピッツア、ピッツア | トップページ | 最後の昼餐候補(1)麺や廣 »

2020年6月28日 (日)

法務局長の承認

 2020年6月28日(日)、おつかれさまです。

 先週、競売物件の競落後の転売の取引があって、その登記事項証明書の記載が非常に興味深かったので少し書きます。

 差押前に所有権移転仮登記が入ったり、差押後に信託による所有権移転登記が入ったり、興味の尽きない登記簿だったのですが、それはまた機会があればということで。

 甲区に、

登記の目的        〇番仮登記、〇番差押登記抹消

受付年月日・受付番号 平成13年7月〇日 第〇〇〇〇号

権利者その他の事項  原因 平成13年7月〇日競売による売却

 という登記があって、その次の順位で、

登記の目的      所有権移転

受付年月日・受付番号 平成13年7月〇日 第〇〇〇〇号

権利者その他の事項  原因 平成13年7月〇日競売による売却

           所有者 □□□□□

           平成13年9月〇日 〇〇法務局長の承認 

           平成13年9月〇日 登記

 と入っている。

 ん? 普通は逆じゃないですかね。所有権移転登記が入って、その次の順位で差押登記が抹消される。確かに6筆中5筆がその順番だったけど、この1筆は順番が違った。

 順番に違和感を感じて記載事項を見ると、売却の2か月後に「法務局長の承認」で所有権移転登記が入っている。受付年月日と受付番号は差押登記の抹消と同じ。

 そうか、1筆だけ所有権移転登記を入れ忘れたのか。それで2か月後に法務局長が承認して、正しい登記に直したってことですよね。平成13年ごろはこういうこともあったのかという感じです。

 しかし、もしこの登記が直されるまでの間に、この1筆を移転してくれとか、抵当権を設定してくれとか、依頼されたら困りますよね。

 差押登記の抹消原因が「競売による売却」になっているから、所有権移転登記が入っていないのはおかしいと、気づかなきゃダメですよね。勉強になる登記簿でした。(桐)

 

 

 

|

« ピッツア、ピッツア、ピッツア | トップページ | 最後の昼餐候補(1)麺や廣 »

業務日誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ピッツア、ピッツア、ピッツア | トップページ | 最後の昼餐候補(1)麺や廣 »