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2024年8月 6日 (火)

東証 史上最大の下げに思う

 2024年8月6日(火)、おつかれさまです。

 湯崎広島県知事は、鳥取県青谷上寺地遺跡を訪問して頭蓋骨や腰骨にささった矢尻などの殺戮痕を見て、弥生時代の争いの生々しさを感じられたそうです。

 「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」

 プーチンによるウクライナ侵略の長期化、ネタニヤフによるパレスチナ人大虐殺の継続、その中で迎える79回目の広島原爆忌。人類は性懲りもなく、今もなお過ちを繰り返し続けています。

 さて、今日はこのニュースについての感想です。

20240806

 岡選手の金メダルは岡山県民としてうれしい限りですが、それより右の記事です。東証日経平均株価は1987年のブラックマンデーの3836円安を超える4451円安を記録しました。終値は31,458円の年初来安値でした。

 今日は34,675円まで買い戻し、史上最高の下げ幅を記録した翌日に史上最高の上げ幅を記録したとのことです。今後の株価動向に注目ですが、この乱高下はいったい何を意味しているのでしょう。

 私は相場をやらないので(古い言い方ですね)、詳しいことは知りませんが、アメリカの景気指標が予想以上に悪く景気懸念が広がったとか、失業率が回復していないとか、パニック売りが広がったとか・・・。

 でも、そういうことは原因ではなくて、景気指標はあくまできっかけ(もしくは売りの口実というべき)であり、パニック売りは株式市場が常に持っている属性にすぎないと思うのです。

 きっかけは何でもいいから売って利益を確定し、予想以上に株価が下がったので、今度は買いに走り、次の利益を生み出す準備をしている。相場を主導できるのは大口の機関投資家です。

 長く続く低金利と新NISAという政府の誘導策によって庶民の老後の蓄えを株式市場に流入させ、機関投資家がマネーゲームで大規模な利益を出せる環境づくりは大成功したのでしょう。

 ギャンブルは胴元が必ずもうかると言いますが、株式も相場を左右する大口投資家がもうかるようにできていると思います。そのために国は国民のへそくりを吸い上げるシステムを構築したのでしょう。

 投資という言葉はやめた方がいいと思います。投資には、将来性を見込んだ事業計画に出資するとか、優秀な人材を育てるとか、そういう意味合いがあるけど、株式相場で儲けようとするのは、ただ売り買いで儲けることが目的なので「投機」という言葉のほうがいいと思います。

 その昔、松平春嶽がカンパニーを創ると言った一介の浪人坂本龍馬に5000両を出資したのは、龍馬という人材とその事業計画に興味を持ったからの投資であって、その投資で儲けようなんてさらさら思ってはいなかったでしょう。投資と投機は根本的に違うと思うのです。

 国の施策である新NISAが、老後の資金を確保したいと切に願う庶民から資金を巻き上げ、振り込め詐欺以上の被害を生じさせることのないようにと願っております。

 登記はするけど投機はしない司法書士の独り言でした。(桐)

 

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