同じ墓に入りたくない
2024年8月3日(金)、おつかれさまです。
今日も暑かったですね。車の温度計が38℃まで上がりました。世界中の権力者たちは戦争なんかすぐに止めて、地球の温度を下げるための努力をすべきです。地球の危機が目前なのに、秘書給与を詐取している政治家がいるなんて情けない限りです。
さて、業務日誌です。
私が担当している被後見人等の中で、大正生まれの方は今や1人だけになりました。任意後見契約の女性ですが、98歳の今も認知症の気配は微塵もなく、任意代理のままです。
定期の眼科受診のために、私が運転して入所施設から専門病院にお連れしています。失明寸前の状態ですが、3か月に1回の眼球への注射で辛うじて失明を免れています。
1週間前に施設の居室内で転倒して腰を打撲したことで、少し気弱になられたようで、今日は診察を待つ間に、自分が死んだ後にどうしてほしいかという話になりました。そして過去のことも。
学徒動員の工場で手の指を切断する事故にあったこと。復員した夫と見合い結婚したが、結婚後に夫には先妻の子がいたと知ったこと。自分に子はできなかったこと。自分が墓を建立して夫と先妻と子を祀ったこと。なかなかできることじゃありません。
曰く「寺に永代供養料を納めて墓石に自分の戒名を入れてはいるが、その名を消してほしい」。先妻とその子を祀ってあげながら、しかし自分はその墓には入りたくないという本音。
20年前にスーパーの買い物帰りに事務所に立ち寄られて、遺言を作りたいと依頼され、それ以来の長い付き合いです。20年経って初めて彼女は、同じ墓に入りたくないと言われました。
人にとても優しくて、98歳という年齢なのに気遣いができて、わがままを一切言わない方です。できれば105歳ぐらいまでは元気でいてもらいたいものです。
お墓の件は、納骨堂を生前契約しておきましょう、これは大丈夫です。名前を消すのはいくらぐらいかかるのでしょうね。死後事務委任契約も締結済みですが、委任項目を増やさないといけないかな?
でも、とりあえずは健康で長生きしてくださいね。(桐)
| 固定リンク
「業務日誌」カテゴリの記事
- 軽い脳梗塞の治療中に重い脳梗塞(2025.07.09)
- 長生きの秘訣(2025.07.08)
- 第57回 守る会県本部総会(2025.07.05)
- ネット表示の営業時間(2025.07.04)
- 重度障がい者医療費助成制度始まる(2025.07.03)
コメント