東電のデブリ作業ミスに思う
2024年9月6日(金)、おつかれさまです。
今日の朝刊の記事です。私は脱原発論者なので、こういう記事についてはすぐ食いついてしまいます。ただの確認ミスで、大きな事故ではなかったからいいじゃないかとも思えるのですが。
でも、本当は確認ミスではなくて、誰も確認をしていないということが問題なんですよね。事故ではないのは原子炉への挿入前に気づいたからであって、実際に挿入していたらどうなっていたんだろうと。挿入できないのかな、知らないけど。
こういうことって、決して他人事ではなくて、うちの事務所でもありそうです。相談時には本職が話を聴いて受任し方針を立てますが、その後は事務員に任せることが多いです。そしたら後で、ん? どういうこと? てことがやっぱりあります。
一つの仕事の工程を管理者がトータルで見ていないと、どこかにミスが生じます。でも書類の点検は別の人がやったほうが間違いを発見できるのも確かです。つまり、複数の人間が関わるとき、二重にチェックできることもあれば、お互いに相手任せにしてしまうこともある。
「人のふり見て我がふり直せ」ってことですね。気をつけましょう。
ただ、東電のこの問題は原発だということ、そして同じ社内の人間の相手任せではなく、東電→下請の三菱重工→協力会社という多重構造の中でのミスだということ。この辺が根深いんです。(桐)
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