« 成年後見人とワクチン接種の同意 | トップページ | 昨日に続いて特養巡り »

2024年10月11日 (金)

瀬戸内の塩とほうじ番茶と死後のお話

 2024年10月11日(金)、おつかれさまです。

 先月に続いて安富牧場へ。前回は瀬戸内の塩とミルフィーユでしたが、今回は瀬戸内の塩とほうじ番茶を試してみました。けっこういいです。それぞれに美味しいのですが、混ざった部分、「塩味のほうじ茶」部分が絶妙です。

20241011

 モンブランが出始めるはもう少し先だそうで、楽しみにしております。ごちそうさまでした。

 さて、業務日誌です。

 片道40分かけて足守まで出かけるのは、このジェラートが目的ではありません。目的は某施設に入所している被補助人さんとの面談です。

 昨日の高梁川日記に書いたのですが、インフルエンザワクチンの接種時期なので、厚労省予防接種室の令和3年3月24日付事務連絡に従って、本人の意思確認をして補助人として同意書の代筆をすることが一応の目的です。ご本人は接種するそうです。

 でも、もう一つ目的があって、本当はこちらの方がメインなのですが、ご本人の意識がしっかりしている間に死後の葬儀、埋火葬、お墓のことを決めておきたいと思って、率直に聞いてみました。

 意思表示ができるうちにお墓の希望を聞いておいたほうがいいですよね。今日面会したパーキンソンの被補助人さんは、いつも「早く死にたい、生きていてもしょうがいない」と言っているわりには、全然考えていなかったようで、私に任せると言ってくれました。

 逆に昨日の記事に書いた任意被後見人さんは、こだわりがすごかったです。不思議なもので、死んだ後のことは自分でわからないからどうでもいいという方と、わからないからこそ自分で決めておきたいという方と、はっきり分かれます。

 昨日の方はとにかく難しい方で、(1)死に装束はブルーの背広、(2)葬儀に親族は絶対呼ぶな、(3)棺桶に入れる物の指定、(4)読経を頼む僧侶は何人も面接した上で変遷し、(5)納骨は富士山の麓の〇〇寺の納骨堂、(6)納骨した後に親族に連絡、等々の取り決めがありました。

 しかも、指示の重要な部分がよく変更されます。富士山は噴火するかもわからんから、小笠原諸島のきれいな海に散骨してくれ・・・と言い出したときは、半分困って、半分旅行気分にもなりましたが。

 任意後見発効前には、まとめるとA4用紙1枚分ぐらいの指示があったのですが、任意後見発効後は「死んだ後のことなんか、わしにわからんのやからどうでもええやん」。うーん、私はどうしたらいいのでしょう。

 いずれにせよ、後見業務では、ご本人の意思表示ができるのであれば、ご存命の間に、死後のことを相談しておく必要はあると思います。(桐)

 

 

 

|

« 成年後見人とワクチン接種の同意 | トップページ | 昨日に続いて特養巡り »

業務日誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 成年後見人とワクチン接種の同意 | トップページ | 昨日に続いて特養巡り »