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2025年2月 2日 (日)

節分に一周忌合祀

 2025年2月2日(日)、おつかれさまです。

 節分です。1年を日照時間で4つに分けて、春分・夏至・秋分・冬至と名付け、春分と夏至の間を立夏、夏至と秋分の間を立秋、秋分と冬至の間を立冬、そして冬至と秋分の間を立春と言うそうです。

 その立春の前日が節分で、冬の最後の日を意味するそうですが、とても明日から春だなんて思えない寒さです。昨夜の雪混じりの雨が上がって曇天の下、種松山の某霊園で納骨法要でした

20250202

 この霊園では納骨堂内の棚に骨壺を1年間安置し、一周忌に合祀墓に納骨します。今日は私の関係では、OさんとGさんの納骨でした。

 Oさんは、2024年2月4日の記事の方。あれから1年経ちました。火葬・収骨のときは娘さん1人だけでしたが、本日は疎遠だった息子さん3人も含めて4人のお子さんが勢ぞろいで参列されました。よかったですね。

 Oさんは施設入所の際に、施設から私に声がかかって保佐人に就任したのですが、実はその前から縁がありました。Oさんの親の相続のときにOさんの姉に頼まれてOさんの住所を探し出し、訪問して遺産分割協議の印鑑をもらったことがありました。

 当時から重いうつ病を抱えていて、独居で苦しい生活だったようです。その後入所した施設から声がかかって、お会いしてみるとあのときの・・・。これも縁ってやつですかね。しかし、今日はみんなが来てくれてほんとよかった。

 Gさんには、私はお会いしたことがありません。今月4日に亡くなった被後見人Gさんの奥さんです。ちょうど1年前にGさん宅の借家の片付けをしていて奥さんの遺骨を発見し、この納骨堂に入れてもらいました。

 今日は奥さんに合祀墓に入ってもらいましたが、11か月後にはご主人も同じ合祀墓に入ることになります。どうぞ、一足先に行ってお待ちになっていてください。

 この霊園にはいろんなスタイルのお墓があって、従来の日本的な石塔スタイルではなく、花壇のようなところに家族単位で骨壺スペースをつくり、名前やメッセージを彫ったオシャレな石の蓋をする現代風の墓があります。

 その一つの石蓋に3人の名前が彫られているのを見かけました。「〇〇初枝 □□武志 □□美津子」というように、異なる苗字なんですね。おそらく奥さんのお母さんだと思います。

 従来の日本の習慣では、お墓というのは「●●家の墓」ですから、苗字が違うと一緒には入れません。娘さんが離婚して家に戻ってきて親と一緒に暮らして親の面倒を見ていても、姓が違えば親の墓には入れてもらえません。

 「家制度」って、姓の違う者になんでこんなに冷たいんだと思うことが、これまでもしばしばありました。苗字が違おうが、一緒に暮らしたのだから奥さんの親と同じ墓に入るというのは、生活単位を基礎としていてとてもいいと思います。

 日本の伝統もいい部分もあれば、変えていった方がいい部分もたくさんあると思うのです。(桐)

 

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