日々を生きる
2025年3月11日(火)、おつかれさまです。
東日本大震災から14年、関連死を含め亡くなられた約22,000人の命のご冥福をお祈りいたします。また、大船渡の山林火災の被災者の方々にもお悔やみ申し上げます。生きている者は、日々を精一杯生きていくことしかできません。
さて、業務日誌です。
いつもは1人で行くおなじみの神戸屋さんですが、今日は被後見人Nさんと2人でカツカレーをいただきました。病院受診の帰りです。
彼はとんかつが好きだというので、「じゃあカツカレーを食べに行くか」と。
3月7日に「精神科病院の長期入院問題」という記事を書きました。私の関係者で統合失調症を克服して、退院後順調に生活している方が2人います。その1人がNさん(7日の記事に登場するNさんとは別の方)です。
私は、彼の後見開始前から彼の父親とは知り合いで、もっと言えば、私が小学生の頃、柿の木に登って怒られたことがあるぐらい昔からの付き合いです。彼が社会に復帰できたのは、この厳格な父親の力です。
その父親が80代後半になって自身の寿命を意識し、存命のうちにと彼の世話を私に託しました。障害者施設への入所とB型作業所への就労を進めました。父親の下で強制的に農業を手伝わされていましたが、作業所でもよく働きます。
障害者でありながら、親から植え付けられた座右の銘が「働かざる者食うべからず」ってすごくありません? 10週に1回精神科に連れて行きますが、医師は入院していた頃とは全く別人だと褒めてくれます。
その父親は施設に入っていますが、息子を連れてこようかと聞くと、必ず首を横に振ります。父親は常に権威でなければなりません。弱っている姿を見せたくはないのです。会わせてあげないといけない時期が近づいているのは事実ですが。
我々は日々を精一杯生きていくしかできません。(桐)
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