78回目の憲法記念日
2025年5月3日(土)、おつかれさまです。
日本国憲法は、1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行されました。毎年改憲の是非が議論となる憲法記念日ですが、自民党が先の衆院選で敗北したため、改憲を求める議論は一向に聞こえてきません。
憲法記念日なので、日本国憲法前文を読み直してみました。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と辺境を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他の国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
今読み直してもいいこと言ってますよね。あの悲惨な戦争の多大な犠牲を経て日本国民が獲得した財産なのだろうと思います。
「自国のことのみに専念して他の国を無視してはならないのであって」 どっかの国の大統領に言ってやりたいですよね。
現状では自動車・鉄鋼・アルミへの関税は日本経済への大打撃必至です。赤沢さんをはじめ政府の方々には、粘り強くがんばってほしいものです。
また、他方では、ずっと前から言われていることですが、これを機に、食糧・エネルギーでの輸入依存、工業製品の輸出依存を改める産業構造改革の長期的青写真を示してほしいものです。(桐)
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