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2025年6月 8日 (日)

人生いろいろですね

 2025年6月8日(日)、おつかれさまでした。

20250608

 親族がいなかったり、いても誰も遺骨を引き取ってくれないケースは、比較的安く合祀してもらえる納骨堂に納めさせていただくようにしています。

 今日は2人のYさんの一周忌と納骨法要でした。日々の業務が忙しすぎて、いろんな方の情報で頭がいっぱいだからでしょう。亡くなってまだ1年しか経っていないとは自分でも意外でした。

 1人のYさんは行年95歳、大往生です。平成23年から13年間の付き合いでした。この方のためにできたことと言えば、産んですぐに離婚し手離してしまった娘さんを探し出して引き合わせたことぐらいです。

 本来なら再婚した亡夫の墓に一緒に入るべきですが、ご本人がしっかりしている間にその墓を探し出すことができず、死後も手を尽くして探しましたが、かないませんでした。

 もう1人のYさんは行年68歳、認知症ではなく高次脳機能障害。脳内出血の原因は事故ではなく事件だとか、その筋の方から保険金を狙われているとか、そんな情報もあって救急搬送された病院から依頼されて受任しました。

 住所を秘匿したまま、お付き合いは11年間、面会の度にじっと見つめてくれるのですが、彼の声を聴くことは一度もありませんでした。死亡後に、幼くして手放した娘さんと連絡が取れ、わずかな財産は、その筋の方ではなく娘さんに渡すことができました。

 人生いろいろですね。こうして思い出すことが供養になればと思います。(桐)

 

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