2025年10月3日(金)、おつかれさまです。
さて、今日は業務日誌と言えるほどでもないのですが。
昼前に被補助人Kさん(86歳)の特別永住者証明書の更新手続のために支所へ同行し、昼飯はお馴染みの中華料理屋で。
Kさんは、よく言えばお人好し、単純で裏表のない性格。悪く言えばガサツで下品。よく知らない人からはヤクザっぽく見られているようで、しかも耳が遠いので、とにかく声がでかい。
どういうわけか、私は彼に気に入られていて、彼は、突然「PRしとくからな」と言って、両手を合わせて、「司法書士〇桐さんのおかげで御飯が食べられます。〇桐さんはとってもいい人です。」と店内で大声。
おいおいおい、いただきますの挨拶がそれかよ、変な目で見られるから、頼むからやめてくれい!
実は、それ以前から、となりのテーブルについた高齢女性と60歳前後の男女が気になっていました。以前もこの店で見かけたのですが、そのとき、ひょっとしたらと思いながらも、人違いかもと声をかけずにいました。
今日は、とってもガサツな下品なKさんのおかげで助かりました。となりテーブルの女性が声をかけてきたのです。「高齢者には量が多いですよね、失礼ですがお歳はおいくつです。」と。
この女性の声掛けが会話のきっかけになって、私は、高齢女性に、「ひょっとして□□さんじゃないです?」 「え~えっ、〇桐先生? ほんとに」。なんと22年前の依頼者に間違いありません。
91歳になられたそうで、私のことはしっかり覚えてくれていて、潤んだ瞳はほぼ半泣き状態で、私の手を両手で握り、頭を下げられました。
22年前、ヤミ金の全盛期でした。八尾市ヤミ金融心中事件の頃です。電話での最初の貸付時は非常に丁寧な優しい対応で、一度借りたら最後、徹底的に追い詰められます。
私がヤミ金の一人と電話でやり合うと、「先生ががんばるからよ、息子を追い込むことにしたわ、首になったら先生のせいだからよ」。その直後に、息子さんが「先生、助けてください」と会社から事務所に電話してくる。
これが繰り返されて、息子さんの勤務先に出向き、上司たちにヤミ金は犯罪集団なのだと説明する。お母さんは借りてはいない、勝手に振り込まれて一方的に取り立てられているのだと。会社としては、息子さんは退職したことにして、ヤミ金からの電話はすぐに切ってほしいと。
ほんと、たいへんだったんですよ、この頃は。こういうことをやっていた連中が、たぶん今は振り込め詐欺とか、匿名流動型とかにシフトしているんですよね。結局、ヤミ金にしても振り込め詐欺にしても騙されるのは人のいい高齢者が多いんですね。
まあ、それでもあのたいへんな時期を乗り越えて、そうですか、91歳ですか、なによりお元気でよかったです。(桐)
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