青年会の事務所見学とご供養
2022年9月26日(月)、おつかれさまです。
今日の岡山県の新規感染者数は1,079人、東京都6,316人、埼玉県3,831人、神奈川県2,918人、千葉県2,814人、北海道2,383人、全国では43,587人でした。先週月曜より約5,500人増えていますが、連休の影響かもしれません。全数把握の見直しに伴い、明日から感染者数の公表は政府が一律に行うとされているようです。
さて、今日は午前中に、岡山県青年司法書士協議会(青年会)の方々が事務所見学を兼ねて来所されました。老人の昔話を丁寧に聴いてくださり、誠にありがとうございました。ほんと戯言ですよね。
そして、午後からは、本日のメイン業務。
引き取り手がなく、当事務所でお預かりしていた遺骨2体を永代供養に出しました。本当は初盆の前に供養したかったのですが、私の決断が遅く彼岸になってしまいました。生前契約の方2人を含め、4人の方の永代供養契約を締結いたしました。
これで当事務所の供養棚から骨壺がなくなり、少し安堵しています。位牌はまだけっこう残っていますが。
青年会の方々にもお話したのですが、司法書士は現に困っている市民のニーズに対応することを一番に考えるべきだと思います。
現代日本の一番の課題は、少子高齢化社会への対応でしょう。保守的な政治家たちが躍起になって存続させたい「家」という伝統的な概念が制度として瓦解し、供養すべき子孫のない人々が急増しています。
家族のあり方、墓や供養のあり方、地方の農林水産業のあり方、都市と地方の格差の問題、一方で情報通信が極端に発展する中で伸びていく分野に関わると同時に、衰退し変容していく分野にもどう関わっていくか。着地すべき方向を探りたいという漠然とした思いがあります。
書いているうちに抽象的な大きな話になりましたね。まあ、端的に言えば、この先、我が家の田んぼをどうするのか、墓をどうするのか、生まれ育った実家をどうするのか、そういうことです。
発展していく分野にとどまらず、人々が生活の中で抱えている負の問題ともいえる分野に関わっていくことは、社会の発展から遅れているように感じる方がいるかもしれませんが、私はそうは思いません。
人々の生活の中に根付く問題に関わっていく姿勢を持つ限り、私たちの仕事が減ることはありません。
今日はちょっと身銭を切らざるをえなかったけれど、その分関わった人たちへの思いはあるので、盆暮れ、お彼岸ぐらいは供養していきたいと思っています。(桐)
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