なんとももどかしかったサウジ戦
2025年3月26日(水)、おつかれさまです。
昨日のサウジアラビア戦はスコアレスドロー。日本代表の無得点は2022年カタールワールドカップの1次リーグ・コスタリカ戦(0-1)以来、29試合ぶりだそうです。
それだけ得点を取ってきたというのが実にすごいことで、それはそれで認めたうえで、それでも観戦していてとっても歯がゆかったので、素人なりに思ったことを書きますね。
北中米大会は本選出場国の枠が増えて格下の相手も多くなります。勝ち点1狙いでドン引きするチームが出てくるでしょう。先取点をとられて引かれたら、それを打ち破る力が必要とされます。
ですから、ドン引きされても勝つ!という日本代表であってほしい。
(1) ミドルシュートをもっと打つべき。
ミドルは、久保君が1本、伊藤洋輝が1本、ほかにあったっけ? とにかく枠内シュートは2本だけだったらしいです。打たなきゃ点はとれんだろう。せっかくトップに前田大然がいるのだから、打って詰める。これをもっとやってほしかった。
(2) ポジションチェンジをもっともっと流動的に。
中盤の田中碧、久保君、鎌田、遠藤は臨機応変に動いていたけど、ウィングバックはライン際に張り付いていた。相手が5バックだったんで両サイドを広く使えという指示があったのかもしれないけど、中の選手が外に流れて、外の選手が中に入ってくる動きがもっとあってもよかったと思う。
鎌田と前田が左サイドに出て中村敬斗が入ってくるとか、外で数的有利を作って中の3バックを外に引っ張り出して、ボランチがトップの位置に入ってくるとか。後半はサウジが中村を抑えに来たので、逆に左にDFを集める試みがあってもよかったかも。
右サイドの菅原の張り付きは効果がなかった。ポゼッションは73%-27%。相手がどんなに守っても圧倒的なポゼッションで勝ち切る見本といえば、グアルディオラ時代のバルセロナ。
中盤のブスケッツ、イニエスタ、シャビのパスワークは圧倒的で、それにメッシのドリブルがアクセントなってどんな守備的陣形でも崩してしまう。当時のバルサの魅力の一つが、右サイドバックのダニエル・アウベスだと思う。
相手が攻めてこないとわかると、右サイドバックなのにセンタフォワードのポジションにいたりした。とにかくポジションにこだわることなく自由に攻めていたので、相手がつかみきれない。
基本は4バックだが、場面場面で臨機応変に3バックになり、右サイドバックがトップまであがってしまう。流動性が単に中盤という狭い範囲にとどまらず、ここまで大きくなると守りに入った相手のバランスも崩れてしまう。
ポジションを固定して人を入れ替えるのではなく、試合中にシステムを大きく変えるような流動性を持たせてほしい。
とまあ、素人が思ったことをこうして言えるのもありがたいことですが、この引き分けは勇気をもって勝ちに来たバーレーンに申し訳ないので、次のアウェー戦ではオーストラリアに大量得点で勝ってほしいものです。(桐)
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